廃棄物焼却施設からの平成21年度ダイオキシン類排出総量、前年比約18%削減
2010/12/21
環境省
環境省は、平成21年4月1日から平成22年3月31日までの1年間を対象とした、全国の廃棄物焼却施設の排ガス中ダイオキシン類濃度の測定結果や濃度測定結果をもとにしたダイオキシン類排出量の推計結果を取りまとめ、公表した。
公表内容によると、この1年間に全国の廃棄物焼却施設から排出されたダイオキシン類の推計総量は約68グラムで、前年度の調査の推計排出量約83グラムと比べ約18%削減した。
内訳としては、一般廃棄物焼却施設からの排出が約36グラム(前年比約6グラム減少)、産業廃棄物焼却施設からの排出が約33グラム(前年比約9グラム減少)だった。
「我が国における事業活動に伴い排出されるダイオキシン類の量を削減するための計画」(平成17年6月変更)では、「平成22年の廃棄物焼却施設からの排ガス中のダイオキシン類排出量を、平成15年の145グラムに比べ約30%削減する」としているが、平成21年の実績では約53%削減しており、目標を達成している。
出典:EICネット