廃棄物情報を電子化 株式会社リヴァックス
2011/01/08
環境省
飲料系廃棄商品のリサイクルなどを手がけるリヴァックス(西宮市)は、廃棄物の積み荷目録「マニフェスト」について、排出事業者が記載する際の負担軽減を図る新たなシステムを開発し、運用を始めた。
ネットワーク上でデータが蓄積されるため、過去分も取り出しやすく、頻繁に改正される廃棄物処理法などへの対応も容易になると期待されている。
システムは「E.Manager.neo(イー・マネジャー・ネオ)」。ネットワーク上でソフトウエアなどを利用する「クラウドコンピューティング」サービスを活用することにより、これまで企業が個別に手書きで作成、管理していたマニフェストの取り扱いが容易になるという。
同システムでは、処理した廃棄物の種類や数量、運搬受託者などが確認できる。データは営業日ごとに更新され、ダウンロードも可能。無料で提供されるのは国内初といい、現在、排出事業者3社がサービスを利用している。
同社は昨年12月9~11日、東京都で開かれた国内最大規模の環境技術展示会「エコプロダクツ」に同システムを出展。今後はマニフェストのデータ管理のほか、各種許可証や処理依頼の契約書作成など新たなサービスを付加し、主要な取引のある事業者約200社に運用を広げていく考えだ。
出典:神戸新聞