小型廃家電の回収強化 富山市
2011/09/17
環境省
希少金属再利用を促進
富山市は、家電リサイクル法の対象外となっているパソコンの周辺機器やビデオデッキ、リモコンなどの「小型廃家電」のリサイクルを、10月から強化する。回収場所を1か所から8か所に増やし、レアメタル(希少金属)などの再資源化を進め、最終処分場の廃棄物量を減らすのが狙い。
市環境部によると、昨年10月から試験的に同市栗山の資源物ステーションで、小型廃家電の回収を実施。今年3月までの半年間に、290人から4753・5キロ・グラム(740個)の小型廃家電が持ち込まれ、資源としてリサイクル業者に計10万5840円で売却することができたという。
小型廃家電には、金や銀などに加え、パラジウムなどのレアメタルが含まれている。リサイクル業者に販売すれば、金属に加え、プラスチックや木くずなども再利用することが可能となり、半年間の実験では93%がリサイクルされたという。
回収場所は、市内の資源物ステーション全8か所で、土、日、祝、休日の午前9時から午後3時まで受け付ける。
出典:読売新聞