富士製砥、環境事業を展開-使用済み砥石を建設資材にリサイクル
2010/04/26
環境省
【東大阪】富士製砥(大阪府東大阪市、李学勝社長、06・6727・1011)は、研削や切断作業に使用した使用済み砥石(といし)を下取りし、リサイクルする活動「エコライフ」を5月1日に始める。
砥石メーカーとして環境事業の展開を決断。他社製品も回収対象にし、同等サイズの同社製砥石を購入することを条件に1枚1円で下取りする。
回収した砥石は同社の指定工場で粉砕し、粉砕物を中国の建築資材メーカーへ販売するルートも構築。販売店の協力も得て、1年後に3000社の下取り先開拓を目指す。
同社は約3000万円をかけ、このほど特殊仕様の粉砕機をグループ会社の工場に導入。製品の引き取りは複数の運送会社に依頼、トラック便で回収する。
粉砕物は中国メーカーへ売却後、レンガやブロックなど再生品になる計画だ。
出典:日刊工業新聞