容リプラの環境負荷削減効果あり-LCA分析で環境省試算
2008/08/08
環境省
環境省は、プラスチック製容器包装のリサイクルが環境負荷の削減効果につながるとの試算結果をまとめた。技術進展によるリサイクル製品の品質・機能向上なども考慮したライフサイクルアセスメント(LCA)分析で、廃棄物処理されるケースとの比較では、ごみ発電効率が20%であっても、リサイクルした方が環境負荷の削減効果が高いことが分かった。
2006年の再商品化量をもとに試算すると、リサイクルにより最終処分量を10.4万トン削減でき、CO2排出量は18~99万トン減らすことができる。同省ではLCA分析を通じて、リサイクル手法ごとの有用性の比較も目指している。今回の試算では、ケミカルリサイクルも材料リサイクルと同様に環境負荷の削減効果が高いことが改めて証明された。
出典:化学工業日報