大阪府認定リサイクル製品に「なにわエコ良品」の愛称 大阪
2009/10/09
環境省
大阪府が認定しているリサイクル製品について、府は今年度、新たに「なにわエコ良品」と愛称をつけPRに乗り出した。今月には今年度1回目の認定として25製品を決定。消費者に親しみやすさを感じてもらうのがねらい。
府は「リサイクル製品は、身近にあるものの意外に知られていない。府認定の商品を買ってもらい、環境意識を向上してほしい」として、「廃棄物の地産地消」を目指している。
府は平成16年から、府内で排出された廃棄物を府内でリサイクルした製品の認定制度を始めた。現在、認定製品は334点。府によると、同様の制度は36道府県で取り入れられ、認定数は全国4位。
今回新たに愛称をつけたことにともない、認定マークにも「なにわエコ良品」の文字が使われるようになった。消費者の認知度が高まり、リサイクル商品の購入増加が期待されている。
今回認定した25製品のうち19製品は認定期間の3年間を過ぎたことに伴う再申請で、府認定の「ブランド力」がうかがえる。大半は、アスファルトやコンクリートを再利用した道路建設用の路盤材だが、廃食用油を原料にしたせっけんや廃木材などを利用した堆肥もある。
安全性や品質管理についてもチェックしており、来年3月には2回目の認定が公表される。府では身近な廃棄物を身近な場所でリサイクルすることを「廃棄物の地産地消」として推奨。担当の資源循環課では「環境に対する見方も変わり、リサイクルの推進にもなる」と効果を期待している。
出典:産経ニュース