大阪市、家庭系ごみ収集輸送事業の経営形態に係るマーケット・サウンディング(市場調査)参加事業者を募集します
2012/09/15
環境省
大阪市は、家庭系ごみ収集輸送事業の経営形態検討のため、マーケット・サウンディング(市場調査)を実施します。
マーケット・サウンディングの概要
マーケット・サウンディングとは、潜在的な市場参加者に対して、事前に広く意見や提案を求め、対話を通して市場を把握する調査です。
本調査は、家庭系ごみ収集輸送事業の実施可能性を検討する意向を有する法人又は法人のグループを対象事業者とし、平成24年9月21日(金)から10月3日(水)まで参加申込みを受け付け、10月中旬にサウンディングを実施する予定です。
調査実施に伴い説明会を平成24年9月21日(金)に開催します。説明会への参加は事前申込み制で、受け付け期限は9月20日(木)までとします。
1.調査の趣旨
本年6月、府市統合本部において検討の結果、「民でできることは民へ」の視点に基づき、家庭系ごみに係る収集・輸送に係る部分については、市場開放をめざし、民間に委託することとし(事業の民間化)、これに伴い、現在収集輸送事業に携わる現業職員については、当面の間は、この事業を引き継ぐことを予定される民間組織に移管・承継してもらうこと(現業職員の非公務員化)が新たな経営形態の方向性として示されました。
移管・承継の方法については、「民間事業者が事業とともに現業職員を引き受ける」「(民間事業者が)新会社を設立し、新会社に現業職員を移管する」等のいくつかの手法が考えられますが、これまで大阪市で実施してきた家庭系ごみの収集輸送事業を民間に移行させる試みは初めてであるため、民間事業者においても、「事業の成長性・将来性が不透明」「民間事業者が職員を引き受けることに対するリスク」等の課題が浮かび上がっていることと思われます。このため、「事業の民間化」「現業職員の非公務員化」について、民間事業者の事業参画の意向や参画のための条件等に関する情報の提供を受け、多角的かつ具体的な調査・検討を行う必要があると考えています。
そこで、家庭系ごみ収集輸送事業について、市場性の有無や、どのような事業の民間化の手法が考えられるか、また、現業職員の受皿は、どのような運営形態・組織にすべきか等について、マーケット・サウンディングを実施することにより、民間事業者から広く意見・提案を求めます。