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塩尻、朝日のごみも処理へ 松本クリーンセンター

2010/07/22

環境省

  松本市と山形村で構成し、両市村のごみ処理を担う松本西部広域施設組合は、塩尻市、朝日村の塩尻朝日衛生施設組合と共同でごみ処理を行う方向で検討に入った。

 松本クリーンセンター(松本市島内)の処理能力に余力があり、新たに可燃ごみを受け入れた方が、効率化を図れるという。早ければ2012年度にも受け入れが始まる見込みだ。

 松本クリーンセンターは日量150トン処理できる焼却炉が3基あり、常時2基が稼働している。松本市はごみの排出抑制を進め、昨年度の処理量は日量約220トンと、ピークだった2003年度の8割まで減少。これ以上処理量が減ると、焼却炉の常時運転が難しくなり、追加で燃料が必要になったり、温度変化で炉が傷む恐れもあるという。

 一方、塩尻朝日衛生施設組合の塩尻クリーンセンター(塩尻市柿沢)は日量約50トンを処理。全量を松本センターで受け入れても、03年度の処理量以下に収まる見込みという。

 塩尻センターは1991年稼働。老朽化し、本来なら本年度から大規模改修工事に入る予定だったが、松本西部との共同ごみ処理を見越して工事を保留にしている。

 今後、両組合や構成市村の議会で基本方針が協議される見込みで、松本センター周辺の地元説明会なども始まっている。

 松本西部広域施設組合の神沢勝則事務局長は「ごみ削減を進めながら、安全な施設運営、業務の効率化を図るには共同処理をしないといけない。地元の理解、協力が不可欠」と話した。

出典:中日新聞

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