名張 「不法投棄監視中」郵便車両にステッカー 三重県内初
2011/04/04
環境省
名張市は郵便事業会社名張支店(同市栄町)の協力で、集配業務用など同支店所有の車両99台に不法投棄に目を光らせていることを強調するステッカーをつけてもらう取り組みを始めた。地方自治体と連携した郵便関係車両が不法投棄防止の啓発活動を日常的に行うのは、県内ではこれが初めてという。
ステッカーは99台のうち20台の軽自動車用が縦14センチ、横20センチで、残りのバイク用は縦4センチ、横15センチ。いずれも「不法投棄監視中」「名張市」と記され、赤色灯もあしらっている。夜間でも見えるよう反射材を用い、マグネット式などにして取りつけやすいよう工夫している。車の後部やバイクの荷台後部につけてもらった。
ステッカーは市が作り、予備を含めて軽自動車用は30枚、バイク用は100枚を同支店に配布した。
市は、集配業務でこまめに市域を回る郵便関係車両に注目。同支店に協力を依頼していた。
市環境対策室は「市としてのパトロールもしているが、環境美化推進に『援軍』が増えたのはうれしい。今後は他の事業所などにも協力を呼びかけたい」としている。
不法投棄については、市が回収した分で平成21年度、約160トンにのぼったという。
出典:産経ニュース