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再利用びん、古着、食器、小型家電も 長岡市資源物で回収

2011/05/26

環境省

 7月から土日、市内5拠点で

 長岡市は7月から、資源物として、新たに古着、食器類、小型家電、再利用可能なびんの回収を始める。

 分別や解体作業には知的障害者も参加するなど、雇用創出も見込んでいる。県廃棄物対策課によると、再利用可能なびんや食器まで資源物回収の対象に加える試みは珍しいといい、県内自治体では最大規模の資源回収になるとみられる。

 回収は、毎週土・日曜の午前に、市内の5つの回収拠点で実施する。

 長岡市によると、市はこれまで、〈1〉びん・缶・ペットボトル〈2〉古紙〈3〉廃食用油の拠点回収を行っていた。

 新たに集める古着(綿入りを除く)や食器類(木製、プラスチック製を除く)は、汚れや破損がなく再使用可能なものが対象。小型家電は、テレビなどの家電4品目以外でおおむね50センチ角以内が対象で、解体して希少金属の収集などに生かす。

 年に古着30トン、食器16トン、小型家電20トンの回収を見込んでいる。

 また、再利用可能なびんについては、日本ガラスびん協会認定の「Rマーク」が付いているものが回収対象。Rマークは主に、一升びんや720ミリ・リットル(4合)びん、ビールびんなどで、大きさなどの規格が統一されているものに付されている。

 これまでは、Rマークがあっても、店舗などで買い取りする仕組みになってないびんは、多くが通常の回収びんと一緒に集められて割られ、ガラス原料になるなどしていた。Rマークのあるびんを別に集めることで、洗浄によりそのまま再利用できるようにする。

 集めた資源物は同市城岡のびん販売・リサイクル業者の敷地を利用して、分別・解体し、品目ごとに関係業者に売却する。

 収集などの作業は、関係業者12社が加盟する市一般廃棄物許可業者協議会が請け負い、市は拠点施設の整備費と収集・運搬費相当額を上限にした補助金を同協議会に交付する。市は同協議会と近く覚書を交わす予定で、今年度の当初予算に約1000万円を計上した。

 作業には、社会福祉法人「中越福祉会」の施設を利用している障害者も当初3人程度が参加し、家電解体などを行う。作業施設の運営経費は、資源物の売却益で充当できる見込みという。

 市では市政だより7月号と一緒に配布する「ごみ情報誌」で詳細を伝える予定で、収集状況を見て今後、拠点の増加なども検討していくという。問い合わせは市環境業務課(0258・24・2837)へ。

出典:読売新聞

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