不法投棄空から監視
2010/06/22
環境省
豊田市内の産業廃棄物の不法投棄を監視するため、豊田、足助両署と同市は21日、ヘリコプターで上空から市内をパトロールした。
同市では、2005年の合併以来、山間部を中心に不法投棄が目立ち始めた。産廃業者による不法投棄は全国的に減少傾向にあるが、依然として後を絶たない。一般の家庭ゴミの不法投棄も含め、市の環境部廃棄物対策課には苦情や相談、情報提供が相次いでいる。
同課では、民間の警備会社に委託するなどして夜間パトロールを続けているが、不法投棄が山間部に集中しているため、地上からは確認できないケースも多い。そのため、県警と市が連携し、年に2回、空からのパトロールを行っている。
この日は、豊田、足助両署員、同課職員の計7人が県警ヘリ「あけぼの」に乗り、約1時間半にわたって、ビデオカメラなどを使って山間部を中心に見て回った。
パトロールの結果、不法投棄と見られる現場数か所を確認、今後の捜査に生かすという。
出典:読売新聞