不法投棄監視カメラを倍増 今月から県 夜間のナンバー確認も
2011/08/10
環境省
県はごみの不法投棄を防ぐために県内の林道沿いなどに設けている監視カメラについて、設置箇所を従来の5カ所から10カ所に倍増させるとともに、夜間でも車両のナンバー確認ができる高性能機種に入れ替え、8月から運用を始めた。
カメラによる監視は2001年度から実施。今回の増設は、不法投棄や野外焼却などの抑止効果と、違法行為の実行者を早期に特定し問題解決につなげるのが狙い。設置箇所は、人目に付きにくいために不法投棄が多発する林道沿いなどで、状況に応じて移動させる。
県によると、2009年度の県内の不法投棄の発生件数は、家庭ごみなどの一般廃棄物が前年度比約21%増の1159件。地上デジタル放送移行に伴うテレビなど家電類の投棄が増えたことが原因とみられる。
一方、産業廃棄物は同約27%減の139件となったが、手口が巧妙化する傾向にあり、県は監視カメラのほか休日・夜間のパトロール、ヘリコプターを使った空からのパトロールなどに取り組んでいる。
出典:下野新聞