不法投棄監視へ・・・小竹町がカメラ設置/福岡県
2009/03/24
環境省
小竹町は新年度、ごみの不法投棄が後を絶たない町道沿いに、夜間でも鮮明な画像が録画できる監視カメラ2台を設置する。町職員が巡回する日中を避け、夜間に多発する不法投棄を防ぐのが狙い。
町によると、カメラを設置するのは、同町御徳の御徳工業団地前の町道沿い。付近に住宅や街灯がなく、人目に付きにくいことから、不用になったテレビや冷蔵庫、空き缶などが捨てられるケースが相次いでいる。
町は2003年度から、職員による定期的な巡回活動を続けているが、町全体で年間10トン前後ある不法投棄の6割以上が町道沿いに集中しており、500万円を超えるごみの処分費が必要となっている。また、昨年末には家屋の廃材3・4トンが捨てられるなど悪質なケースも目立つことから、カメラの設置を決めた。
町は新年度予算にカメラの設置費120万円を計上しており、一定の抑止効果が認められれば、ほかの不法投棄場所に置くことも検討している。町税務住民課は「安易なごみ捨てを防ぐためにも、カメラで不法投棄が確認されれば即座に警察に通報する」としている。
出展:読売新聞