三機工業、中小産廃施設向け小型廃熱回収トラック開発へ
2011/02/17
環境省
三機工業は特殊車両メーカー大手などと共同で、中小規模の産業廃棄物処理施設向けの小型廃熱回収トラックを開発する。2012年度(13年3月期)までに試作機を開発し、13年度に実証試験をする計画。
現在、廃熱を再利用する熱供給システム事業は大規模施設向けを展開しているが、中小施設向け需要を開拓し、15年度までに年間売上高を現在比約2倍の10億円に引き上げる。
三機工業の熱供給システム「トランスヒートコンテナ(THC)」は産業廃棄物処理施設で発生した低温廃熱を蓄熱材が入ったタンクに回収し、大型トレーラーでオフィスビルや学校などに運んで冷暖房や給湯の熱源として再利用する仕組み。
廃熱の再利用により、重油を使う場合に比べて二酸化炭素(CO2)排出量の削減につながる。
出典:日刊工業新聞