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リサイクル率が20%台 田辺市のごみ

2010/07/07

環境省

 和歌山県田辺市が回収するごみのリサイクル(再生利用)率が、2009年度に初めて20%に到達した。長年10%台が続いていたが、昨年7月からプラスチックごみをほぼすべてリサイクルし始めたことが影響している。

 市廃棄物処理課は「循環型社会をつくる観点から、もっと率を上げていきたい」と話す。

 同市元町の三四六ごみ処分場が09年度に回収したごみの総量は3万1990トン。内訳は可燃ごみが2万1923トン、古紙が3532トン、不燃物ごみが6535トン。このうちリサイクルしたのは6411トンに上り、率は20%となった。

 市によると、ごみのリサイクル率は07年度が17・0%、08年度が19・4%と年々、若干の上昇傾向にあったという。

 市は昨年7月から、プラスチックごみのほぼすべてをリサイクルしている。それまで年間約1600トンあるプラスチックごみのうち、ペットボトルと容器包装プラスチック以外の約4割分を埋立処理していたが、それらを燃料などリサイクルにつなげている。

 これにより、プラスチックごみのリサイクル率は08年度62%だったが、09年度は82%に上がった。国は12年度までに全体のリサイクル率が25%になるよう呼び掛けており、市は今後も率の向上を目指すという。

出典:紀伊民報

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