リサイクルワン、商品の調達から廃棄・再生までの水消費量算出サービス
2011/05/24
環境省
リサイクルワン(東京都渋谷区、木南陽介社長、03・5774・0600)は、商品の原材料調達から廃棄・リサイクルまでに使われる水の量を示すウオーターフットプリント(WFP=用語参照)の算出サービスを始めた。発展途上国の井戸採掘の支援などで利用できるようになった水でWFPを相殺するサービスのウオーターリカバリーも提供する。
WFPの算出は150万円から。水資源への負荷を抑えるサービスとして、環境意識の高い企業に提案する。
WFPの算出と相殺のサービス提供は国内で初めて。世界的な水不足と水質汚染の広がりで「水の価値」が高まっており、企業には水資源に負荷をかけない事業活動が求められていることから事業化を決めた。算出には東京都市大学の伊坪徳宏准教授が協力し、相殺サービスでは日本財団と連携する。
WFPは原材料調達から生産、流通、使用、廃棄・リサイクルの商品ライフサイクル全体で消費された水の合計量。
出典:日刊工業新聞