リサイクルでワクチン支援
2010/08/27
環境省
リサイクルによる収入で発展途上国の子どもにポリオワクチンを送ろうと、東広島市豊栄町のデイサービスセンター豊栄の利用者が24日、ペットボトルの飲み口キャップの洗浄作業をした。
キャップ800個(約2キロ)で、ワクチン注射1回分の20円になる。センターの60~90歳代の利用者17人は、町民たちが持ち込んだキャップのシールをはがしたり、タオルで汚れをふき取ったりした。1時間半ほどで約3千個を仕上げた。
キャップの回収はセンター職員が約1年前に始め、利用者や町民も協力するようになった。職員の高崎誠也さん(28)は「洗浄の指先運動はリハビリにもなる」と狙いを話す。
集めたキャップは三原市のリサイクル業者に持ち込んで換金する。2月には横浜市のNPO法人エコキャップ推進協会を通じ、海外に11人分のワクチンを送った。キャップの回収はセンターで受け付ける。
電話082(432)2370。
出典:中国新聞