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プラ容器と包装分別、市全域へ 来年4月から大田市

2010/09/30

環境省

 大田市は来年4月から、実施が同市温泉津町だけだったプラスチック製の容器と包装の分別収集を市全体に広げる。不燃ごみとしてきたが、建設するリサイクル施設に集めて再利用に回すという。住民への説明会を10月から開き、関連する条例案を12月市議会に提案するとしている。

 市によると、プラスチック製の容器と包装は新しくつくる「プラ容器」専用の指定袋に入れて、月2回出す。袋は大・中の2種類で、値段は「燃やせるごみ」「不燃ごみ」袋の半額程度になる見込み。

 収集の対象は、シャンプーのボトルや卵パック、菓子袋など。容器と包装などに「プラ」の文字を矢印で囲んだマークがあるものを分類する。マークがあっても、汚れが取れない場合は「燃やせるごみ」として出す。

 ペットボトルは従来どおり容器はペットボトル、ラベルはプラ容器に分ける。

 集めたプラ容器と包装は、衛生処理場(同市静間町)に約4億円をかけて建設するリサイクル推進施設に集める。手作業で異物を取り除いたうえで圧縮して小さくまとめる。最後は、建築資材や化学原料に再生するリサイクル工場へ料金を支払って引き取ってもらう。

 市によると、2009年度に市内で収集した不燃ごみ(プラ容器と包装を含む)は約1800トン。プラ容器の収集拡大で年間160トン程度をリサイクルに回せるという。

 市では、不燃ごみを市内3カ所の処分場で埋め立て処分しているが、容量が残り少なくなったとして新しい処分場の建設計画を進めている。

出典:asahi.com

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