パナソニック、リサイクル材使用の家電をシリーズ化
2011/12/15
環境省
パナソニックは14日、使用済み家電製品から回収したリサイクル材を搭載した家電を「資源循環商品シリーズ」として2012年2月20日に発売すると発表した。
ブラウン管テレビに使われていたガラスを断熱材に再利用した冷蔵庫や再生プラスチックを採用した洗濯乾燥機など4製品を展開する。販売台数は1製品3000台。
冷蔵庫、洗濯乾燥機以外に炊飯器、掃除機も新シリーズとして販売する。採用するリサイクル材はブラウン管テレビのガラス以外にエアコン、冷蔵庫、洗濯機に使われていたプラスチック。
ガラスは繊維状に再加工し、断熱材用のガラスウールに再生。プラスチックは粉砕後、耐熱性や難燃性、外観の品質を高める処理を施し、家電への再利用を実現した。従来、再生プラスチックは耐久性や品質が劣化するため回収量の20%しか再利用できなかった。
リサイクル材は原材料から生産する工程が省かれるため、新品の材料に比べ生産時のエネルギー消費が抑えられる。新シリーズの冷蔵庫の1台当たりの二酸化炭素(CO2)排出量は従来品より7%削減できるという。
出典:asahi.com