トナー粉塵が原因と断定 産廃工場火災
2008/11/18
環境省
神奈川県秦野市の産業廃棄物処理工場で1月、従業員3人が負傷した爆発火災で、県警は17日、工場で扱っていたトナーによる粉塵(ふんじん)爆発が原因と断定、業務上過失傷害容疑で、工場を経営するOA機器リサイクル会社「ティーズフューチャー」(東京)の元工場長(35)=兵庫県尼崎市=ら2人を書類送検した。
ほかに送検されたのは、同社で安全管理を担当する元業務部長兼西日本工場長(43)=大阪市西淀川区。県警は、火災はトナーカートリッジ粉砕作業中に出た粉塵が工場内に浮遊し、破砕器の火花が引火したのが原因としている。
調べでは、2人はトナーの粉砕作業に伴い粉塵爆発の危険性を認識しながら、大型の集じん機などを設置せず、安全への配慮を怠った疑い。
出典先 産経新聞