イギリス 2008年 包装廃棄物リサイクル率で好成績
2009/04/24
環境省
イギリス環境・食糧・農村地域省と環境庁の最新データによると、イギリスは2008年に生産された容器包装のほぼ3分の2をリサイクルしたことが明らかになった。
イギリス企業は、700万トン以上の包装廃棄物を回収し、660万トンのリサイクルに貢献した。これは、CO2排出量を約890万トン削減したのと同等の効果だという。
環境庁のレインスター長官は、「150万世帯が一年に排出するCO2と同等量の炭素排出を抑制したことを考えれば、リサイクルの重要性が分かるはずだ」とコメント。同氏は、包装廃棄物のリサイクル量が過去最高を記録したことに胸を張りつつ、更なる努力を呼びかけた。また、事業者に対しては、引き続きの支援と、責任逃れに対する厳しい態度を表明した。
EUの容器包装指令が定める2008年のリサイクル目標は55%、リカバリー目標は60%。また、再生可能資源ごとにそれぞれリサイクル目標が設定されているが、イギリスは全てについて目標値を上回った。詳細は以下のとおり。
●紙:79.8%(目標は60%)
●ガラス:61.3%(同60%)
●金属:56.9%(同50%)
●プラスチック:23.7%(同22.5%)
●木材:78.5%(同15%)
出典:イギリス環境・食糧・農村地域省