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　廃棄物の排出削減や資源の再利用など、アジア全体での循環型社会構築を目指す「アジア３Ｒ推進フォーラム」が１１月に発足し、各国政府による初会合が東京で開催される。

　アジアでは都市化の進展などから生活ごみや有害廃棄物処理対策を急ぐ国も多く、環境省は「将来は自治体や企業、ＮＧＯ（非政府組織）も参加してもらい、日本の経験や技術を生かしてアジア全体で廃棄物対策の底上げを図りたい」としている。

　３Ｒはごみ減量（リデュース）、再使用（リユース）、再利用（リサイクル）のこと。同フォーラムの設立は、０８年のＧ８（主要８カ国）環境相会合での国際的な循環型社会の構築などを掲げた「神戸３Ｒ行動計画」採択を受けたもの。日本政府の呼びかけを受け、中国、インドなどを含む１６カ国が参加予定という。

　同フォーラムでは、各国の３Ｒ国家戦略策定を支援するとともに、廃棄物問題の中での解決の優先順位を明らかにし、国連機関などと協力して、規制のノウハウや技術移転を推進する。

　同省は「途上国には先進国の廃棄物を引き受けさせられるのではないかという懸念も根強い。まずは法整備や能力開発支援を通じて、協力関係を確立していきたい」としている。

出典：毎日新聞社

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