ごみ収集車:出火相次ぐ 「ごみ分別徹底」--名張 /三重
2010/05/14
環境省
名張市で燃やさないごみを収集中のプレス車からの出火が、昨年から相次いでいる。
12日、同市赤目町すみれが丘で燃やさないごみを収集中の伊賀南部環境衛生組合の委託業者のプレス車から出火、運転手らが消火器で約5分後に消し止めた。けがや車両の被害はこれまでないが、大惨事につながる恐れもあるとして、同組合は「分別を徹底するよう啓発に努めたい」と話している。
名張消防署などの調べでは、この日収集したごみの中から使いかけを含むライター約20本が見つかっており、プレス車の圧力でスイッチが入り、残っていたガスに引火したとみられるという。
同市内では、百合が丘地区で昨年9月、つつじが丘地区で今年1月、燃やさないごみ収集時にスプレー缶の引火によるものと思われる火災が発生。両日とも消防車が出動し、放水した。
これを受け、同組合は、スプレー缶は資源ごみとして分別収集している。ライターについては燃やさないごみの日に、小袋に分け「キケン」と記して出すよう、市広報などで啓発するという。同組合は「ライターについても収集方法を検討していきたい」と話している。
出典:毎日新聞社