ごみの排出 21年度 26万8000トン 啓発奏功 福井
2010/10/15
環境省
県は平成21年度のごみの排出や処理の状況をまとめた。
総排出量(市民団体による集団回収を除く)は26万8千トンで前年度を7千トン下回った。県民1人1日当たりに換算すると906グラムで、前年度比19グラム減だった。3年連続の減少で、ごみ低減化の啓発が効果をあげたとしている。
リサイクルに回した総資源化量(集団回収を含む)は5万4千トンで、市町などの処理量と集団回収量の合計に占める割合を示すリサイクル率は18・8%。前年度比で1800トン減り、リサイクル率は0・2ポイント下がった。雑誌などの売れ行き不振が原因らしい。
市町別のリサイクル率トップは池田町の51・3%で、2位の若狭町の32・9%を大きく上回った。池田町は家庭の生ごみを堆肥(たいひ)化する施設を整備しており、ごみ処理への取り組みが奏功した形。
埋め立てで処理された焼却灰や不燃ごみなどの最終処分量は2万9千トンで前年度より1800トン減り、1人1日当たりでは98グラムとなり5グラム減った。
出典:産経ニュース