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「おわら風の盆」にエコの灯 廃棄アルミ活用し発電

2010/08/26

環境省

 北陸の産学官と市民で構成する北陸グリーンエネルギー研究会(炭谷茂会長)は、一般廃棄物に付着したアルミニウムを分離・抽出し、水素を発生させて起こした電気で、富山市八尾町で9月1日開幕する「おわら風の盆」のぼんぼりの一部を点灯する。

 同研究会はアルミ系ごみを自動分別し、独自開発した乾留技術でアルミニウムを高純度で分離することに成功した。アルミと水酸化ナトリウム液を反応させる小型装置で水素を発生させ、燃料電池に送って発電する。

 同システムは2009年度から3年間の環境省の「地球温暖化対策技術開発事業」に採択され、主受託企業のトナミ運輸と共同で軽トラックの走行実験を行うなど北陸3県でデモンストレーションを実施中だ。

 おわら風の盆のあとは、24日の金沢市のしいのき迎賓館広場をライトアップする。

 アルミ系廃棄物は家庭から出る燃えるごみ(生ごみ除く)の約2割を占めるとされ、製薬、加工食品会社は包材くずを大量に排出しているという。内部にアルミシートを張った紙パックなどは紙やプラスチックと分離できず、一般廃棄物として焼却処分されている。

 同研究会は、自治体、婦人会など市民組織の協力を得て北陸30カ所でアルミ付き紙パックを回収している。

出典:日本経済新聞

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