ワカメ残さ投棄、21人書類送検 釜石海保
2013/11/25
ニュース
大船渡市三陸町綾里の漁業者が4月、ワカメ残さを不法投棄していたとされる事件で、釜石海上保安部は22日までに、廃棄物処理法違反の疑いで、綾里漁協の39~81歳の組合員男性20人とうち1人の妻(55)を盛岡地検遠野支部に書類送検した。
書類送検容疑は、4月17~20日にかけて、同市三陸町綾里の漁港岸壁から塩蔵ワカメ加工時に発生したワカメの茎や葉先など約1トンを海に捨てた疑い。うち4人は空き缶やペットボトルなど家庭ごみを捨てた疑いでも書類送検された。
塩蔵ワカメ残さは、アワビやウニの餌とするため、給餌実施計画を定めて海に投入している。同保安部によると「面倒くさかった」「シーズンの残さ全部を捨てていた」「魚の内臓も捨てていた」との趣旨の供述をしている人もおり、同保安部は不法投棄が常態化していたとみている。
出典:岩手日報