社会 : 伊那東小が「3R推進功労者」文科大臣賞 環境活動を評価
2013/11/01
ニュース
伊那市伊那東小学校は、リデュース・リユース・リサイクル(3R)推進協議会が主催する「リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰」の文部科学大臣賞を受賞した。節電や植林活動への協力、アルミ缶回収など、同校と児童会「環境エコ委員会」、PTAが行っている環境活動が評価された。29日、東京都内で表彰式が行われた。
環境エコ委員会はアクリル製で洗剤不要の「エコたわし」約150個を作って児童に配布したり、休み時間にプラカードを手に節電を呼び掛ける「エコパトロール」、太陽熱で温めたペットボトルの水を冬場の雑巾掛けに使用するなどの活動を行ってきた。
同委員会の井上晃佑委員長(12)と田中志野副委員長(12)は「節電、節水の活動が評価されてとてもうれしい。家族にも広めて、もっとエコにつなげていきたい」と話した。
学校全体の取り組みでは、昨年度から給食の牛乳瓶のふたや、家庭から出る使用済みの牛乳パックを集めて換金し、ネパールで植林活動を行うNGO「カトマンドゥ」に送金。同NGOはその支援金で403本の苗木を植樹した。
PTAは約20年前からアルミ缶、空き瓶回収を行っている。不用になった衣類合計約170キロをNGO「日本救援衣料センター」を通じて開発途上国に送ったクラスもある。
3R推進協議会(本部東京都)は消費者、産業界、行政など関係団体で組織する。3R活動で実績を挙げた個人や団体を毎年表彰しており、今年度は企業、小学校など全国127件の応募から、大臣賞13件、会長賞83件を表彰した。
出典:長野日報