廃材全量撤去を命令 県、江北町の建設業に
2013/09/23
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佐賀県は20日、資材置き場に大量の建築廃材などを持ち込み放置していたとして、廃棄物処理法違反で杵島郡江北町の建設業者「溝田建設」(溝田一雄代表)に廃棄物の全量撤去と崩落防止を命じる措置命令を出した。
県循環社会推進課によると、溝田代表らは江北町山口の所有地(約8千平方メートル)と同町上小田の借地(約920平方メートル)に、廃棄物処理基準を大幅に上回る木くずやがれき、廃プラスチックなど計約1万立方メートルを埋め立てたり野積みしていた。
県は05年9月、廃棄物が適正に管理されていないことを把握、再三撤去を求めてきたが、改善の意思が見られないため、措置命令に踏み切った。
全量撤去の履行期限は15年3月19日。廃棄物が野積みされている同町山口の所有地は隣接する県道に流出する危険があるため、今年10月4日までに崩落防止措置をとるよう命じた。履行されなかった場合、県が強制代執行を行う。同課は今後、刑事告発も検討しているという。
出典:佐賀新聞