放置廃タイヤの再利用考える
2013/09/13
ニュース
広島県は11日、家庭に保管されている廃タイヤをリサイクルに回す仕組みを考える検討会(座長・伊藤敏安広島大地域経済システム研究センター長)の初会合を、県庁自治会館で開いた。
大学教授やリサイクル業者たち計12人が出席した。県の久保田泰秀環境部長が「再利用のルートに乗らない廃タイヤが不法投棄につながっている」と強調した。
県内で不法投棄された廃タイヤの回収量が昨年度、約2800本(約20トン)に上ったとの報告を受けて議論し、「市町が回収場所を設けてはどうか」「廃タイヤの実態を詳細に調べるべきだ」などの意見が上がった。
廃タイヤは現在、カー用品店やガソリンスタンドが有料か無料で引き取り、リサイクル業者が燃料や再生ゴムなどに再生させる。県は本年度、3回の会合を開き、新たな対応策をまとめる。