資源リサイクルのエンビプロ・ホールディングス、東証2部に25日上場〔新規公開〕
2013/09/11
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廃棄物の資源リサイクル事業のエンビプロ・ホールディングス(静岡県富士宮市、佐野富和社長)が25日、東証2部に上場する。調達資金は約10億円の見込みで約3年かけて設備を更新し、リサイクル率の向上と生産の合理化を図る。上場による信用を背景にして大企業や自治体への営業を強化し、安定的な原材料の仕入れ先確保を狙う。
1950年創業の鉄スクラップ問屋が前身、92年に貿易事業を開始、自動車リサイクルやプラスチックリサイクルなど事業を拡大し、2010年に持ち株会社エコネコル・ホールディング(現エンビプロ・ホールディングス)を設立。売り上げの7割以上を海外販売が占める。最大の輸出先は韓国だが、今後はインドやインドネシア、トルコなど新興国へ販路拡大を検討している。
14年6月期の連結業績予想は、売上高が前期比4.6%増の397億3000万円、経常利益が横ばいの8億9200万円、純利益は31.2%減の5億9400万円。
出典:時事ドットコム