災害協定:廃棄物処理で、県が産廃協と締結 /滋賀
2013/09/08
ニュース
災害時に発生する廃棄物の処理のため、県と県産業廃棄物協会がこのほど災害協定を締結した。地震や台風などで倒壊、焼失した建物を解体撤去する際に出る木くず、コンクリート片などを迅速に撤去し、適正に処理する。
大津市の県公館で8月27日にあった締結式で、嘉田由紀子知事は「災害廃棄物を速やかに撤去、処理することで早期復旧が可能になる。東日本大震災では津波で生じた震災がれきや、放射性物質に汚染された廃棄物の処理が問題になっている。原発が集中する福井県の隣接県として対策強化は必須であり、協定は心強い」と述べた。
同協会の竹之内実会長は「平時から備えて、非常時には最善を尽くしたい」と応じた。同協会には県内の産廃処理業者約140社が加盟し、研修会の開催や不法投棄のパトロールなどを実施している。
出典:毎日新聞