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がれき回収 急ピッチ 竜巻被害の越谷・松伏

2013/09/05

環境省

 二日に竜巻に襲われた越谷市や松伏町では、吹き飛んだ家屋の屋根や使えなくなった家具など、大量のがれきの回収作業が急ピッチで進んでいる。越谷市では、市が設置した臨時集積所に次々とがれきが運び込まれており、松伏町は五日から、民家などへの戸別訪問で回収を始める予定だ。 
 壊れた雨戸や電子レンジ、キーボード…。四日午後、越谷市大杉の大杉第二公園には、竜巻被害で出たさまざまなごみが積み重なり、人の身長ほどの高さに達していた。回収に訪れた市の委託業者の男性たちが、可燃物と不燃物により分け、トラックの荷台に積んでいった。
 八百棟以上の建物に被害が出た越谷市は三日朝、被害が集中した地域の公園など九カ所に臨時集積所を設置した。がれきが多く集積所まで運べないなどの事情があれば、戸別訪問での回収にも応じている。
 回収に当たっているのは、市職員やボランティアら数百人。集積所のがれきは市内の最終処分場に運ばれている。三日~四日午前には二トン車二十九台、三トン車二台、四トン車八台分のがれきが処分場に搬入された。
 集積所の設置期間は十七日まで。その後は個別での回収のみに切り替える方針。処分場へのがれきの搬送がすべて終わった後、可燃物やリサイクルできるものを分別し、残りを最終的に埋め立てるという。市の担当者は「処分場への搬送に、少なくとも今月いっぱいは掛かるのでは」と話している。
 建物百六棟で被害があった松伏町は、五日から順次、戸別回収を始める予定だ。
 回収したがれきは、同町築比地の中間処理場に隣接する町有地に設置した臨時の集積場(約七百平方メートル)に運び込む。燃えないごみのうち、瓦や陶器などのリサイクルできないごみについては、県環境整備センター(寄居町)への搬入を要請した。
 被災した住民たちは、がれきの早期撤去を心待ちにしている。越谷市大杉の男性(64)は、突風で飛んできたプレハブが自宅の物置や車庫の屋根などを壊し、今も残骸が駐車場に積み上がっている。「一度だけ市のトラックが来てくれたが、一台では回収しきれなかった。早く何とかしてほしい」
 松伏町大川戸の農業森田晴男さん(62)宅は、玄関付近の窓ガラスがすべて割れ、屋根が倒木に押しつぶされた。ガレージやビニールハウスも吹き飛ばされ、敷地内に大きながれきの山ができた。妻の啓子さん(62)は「町が回収してくれる予定だけど、敷地の奥にあるがれきまで回収に来てくれるのか」と心配した様子だった。

出典:東京新聞

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