国際紙パルプ商事、機密文書の回収・リサイクルサービス開始
2013/08/08
ニュース
国際紙パルプ商事はオフィスの機密文書を専用ボックスで回収し、利用者のニーズに合わせてリサイクル商品を製造するサービス「オフィスエコモ」を始めた。一度投函(とうかん)した機密文書の取り出しは不能で、機密情報を扱う専用業者が回収する。価格は使用条件により異なるが、リサイクルボックスのレンタル料金と処理費用がかかる。企業の社会的責任(CSR)向上の一環として導入を働きかける。2013年度で200台の導入を目指す。
オリジナルの機密文書ボックスは、文書を入れる投入口が2カ所あり、ボックス内にはA3サイズの段ボール箱を2箱設置できる。業者が段ボール箱を回収し、全地球測位システム(GPS)を搭載した専用回収車で運搬する。機密文書は専用施設で機密情報を抹消加工した後に古紙原料化される。
これまでシュレッダーで処分する場合、焼却処理するため二酸化炭素が発生していた。また従来のリサイクルボックスを使ったサービスは利用者のニーズではなく、納入した工場の再生商品に限られていたという。
新サービスはコピー用紙や名刺用紙、トイレットペーパーなど、利用者のニーズに合わせてリサイクル商品化することに対応した。
出典:日刊工業新聞