排出ガスから基準値超えるダイオキシン 稼働中止の森之宮ごみ焼却場
2013/07/22
ニュース
大阪市は17日、市のごみ焼却場「森之宮工場」(城東区)の排出ガスから、昨年12月の測定で基準値の1・4倍のダイオキシン類が検出されたと発表した。ダイオキシン類の測定が法律で定められた平成12年以降、市内の工場で基準値を超えたのは初めて。一方、大気中のダイオキシン類の濃度は基準値を大きく下回っていることなどから、市は「環境や健康への影響はない」としている。
市環境局によると、同工場から検出されたダイオキシン類は1・4ナノグラム(基準値1ナノグラム以下)で、焼却炉内の一時的な不完全燃焼が原因とみられるという。
同工場は、市内で焼却するごみの量が減ったことから今年1月に稼働を中止。市は再発防止のため、現在稼働中のほか8工場について、定期点検などによる管理を徹底するとしている。
出典:産経ニュース