産廃処理会社への補助金取り消し 広島
2013/06/19
ニュース
県の補助金をだまし取った詐欺容疑で呉市の産業廃棄物処理会社「西尾興産」の社長らが逮捕された事件で、県は17日、同社への補助金の交付決定を取り消すとともに、融資金を繰り上げ返還するよう命じた。
同社社長の西尾辰美被告(51)=起訴=は、リサイクル施設の装置の購入費に関して、虚偽の報告書を県に提出、補助金約9200万円をだまし取ったとして、今年5月末に県警に詐欺容疑で逮捕された。同社は同じ事業で県の低利融資制度を利用し、9800万円を借り入れていた。
西尾被告が逮捕、起訴されたことを受けて、県でも調査を行い、一連の不正行為を認定。補助金の交付決定を取り消し、交付金全額に加算金を加えた計約1億350万円の支払いを命じた。また、融資金のうち未返済の約8800万円の繰り上げ償還も指示した。
出典:産経新聞