不法投棄の産廃 代執行で撤去開始
2013/06/16
ニュース
国土交通省和歌山河川国道事務所は、京奈和自動車道の工事予定地内に不法投棄されている産業廃棄物の行政代執行による撤去作業を始めました。
行政代執行による産廃の撤去は、紀の川市粉河の京奈和自動車道紀北東道路の建設予定地で、今日午前10時に、和歌山河川国道事務所の志々田武幸所長が宣言して始まりました。
現場の隣接地では以前に産廃処理会社が営業していて、3年前に不法投棄がわかりました。
和歌山河川国道事務所はこれまで、法律に基づく除去勧告を二度行ったものの改善されず、去年11月に、撤去命令を出していました。
しかし命令に従わなかったため代執行に至ったもので、建設予定地の土を掘り返すとコンクリート片や瓦など、建設廃材とみられるものや燃え殻のようなものが大量に現れました。
産廃を含む土の量はおよそ2万7000立方メートルで、和歌山河川国道事務所は今後半年をかけて掘り返した土の中から廃棄物を分別して処理して、かかった費用を会社に請求するとしています。
京奈和自動車道紀北東道路は、橋本市の高野口インターからかつらぎ町の紀北かつらぎインターまで供用されていて、代執行が行われている建設予定地を含め、紀の川市の打田インターまでの区間は今年度末の供用開始を目指して工事が進められています。
出典:テレビ和歌山