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昭和電工、グループのアルミ缶リサイクル活動で2012年度に約569万缶・約92tを回収

2013/06/11

ニュース

 昭和電工は、グループや協力企業各社の従業員が展開するアルミ缶のリサイクル活動で、2012年度(2012年4月~2013年3月)に約569万缶を回収した。1缶16.2gで重さに換算すると約92tになる。100%子会社でアルミ缶の製造を手掛ける昭和アルミニウム缶が飲料用アルミ缶の原料に使用する。

 アルミ缶のリサイクル活動は、昭和アルミニウム缶が1972年に始め、2001年に昭和電工グループ全体に拡大した。省資源・省エネを目的に取り組みを推進し、2012年には8721人が参加した。国内グループ従業員の参加率は95.1%と、過去最高になった。2011年の参加率92.3%から上昇した。

 回収したアルミ缶を飲料用アルミ缶の原料にするほか、収益金の一部は地域の社会福祉協議会や福祉施設、図書館などに寄付したり、東日本大震災の復興支援に活用している。アルミ缶のリサイクルは資源の有効活用に加え、原料鉱石からアルミ缶を製造する場合と比べて電力消費が抑制できる。

 2013年のアルミ缶リサイクル活動では100%の従業員参加率を目指し、グループで積極的に回収を呼び掛けていく。昭和電工はCSR(企業の社会的責任)を企業活動のベースにした経営を進め、アルミ缶のリサイクルだけでなく、事業所周辺の美化活動や小学校での出前授業などを実施している。

出典:日経BP環境経営フォーラム

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