境港市:二酸化炭素削減権、産廃会社に販売 /鳥取
2013/06/10
ニュース
境港市は先月28日、市内の全小学校7校の屋上で独自に太陽光発電したことに伴う二酸化炭素削減量117トンを、国の国内排出削減量認証制度(国内クレジット制度)に基づいて同市昭和町の産業廃棄物処理「三光」に9万3600円で販売した。同社はこの排出枠を自社の二酸化炭素削減目標に活用する。国内クレジット制度による販売は同市で初めて。
市の削減量は2011年11月までの1年間の実績分。市役所であった譲渡式で佐々木邦広教育長が三輪陽通社長に削減量目録を渡した。市は収入を学校の維持費に生かすという。市は今年3月までの削減実績も国にクレジット認定を申請している。
市内の全小学校では、市が文部科学省の補助を活用して太陽光発電設備を整備。学校で使用する電力の25%をまかなう一方、中国電力に売電している。
出典:毎日新聞