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環境省 PCBを含む廃棄物の焼却実証試験(平成24年10月実施分)の実施結果を公表

2013/02/21

ニュース

 環境省は、平成24年10月に鳥取県境港市の三光株式会社で実施した、PCBを含む廃棄物の焼却実証試験の結果を平成25年2月21日に公表した。
 この実証試験は、PCBを使用していないトランス(変圧器)などの中に、実際には微量のPCBが混入した絶縁油が含むものが大量に存在することが判明しており、これらの処理体制の整備が課題となっていることから、微量のPCBを含む廃棄物の処理体制の整備に向け、既存の産業廃棄物処理施設において微量のPCBを含む廃棄物が安全かつ確実に処理できることの確認を目的としている。
 実証試験の結果、施設の敷地境界における大気中のPCB濃度、施設周辺における大気中のPCB及びダイオキシン類濃度については、基準値等よりも低いことを確認した。
 排ガス中のPCB及びダイオキシン類の濃度については、基準値等よりも低いことを確認した。また、通常運転時と本試験時において顕著な差がなかったことから、試験試料を投入したことによる排ガス中のPCB及びダイオキシン類の濃度への影響はないことを確認した。
 焼却処理後の試験試料の加熱残渣物、燃え殻及びばいじんに含まれるPCB及びダイオキシン類の量については、基準値等よりも低いことを確認した。

出典:EICネット

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