牛糞尿、食品生ごみからバイオガスを効率よく作る新技術 北海道に試験プラント
2012/12/06
ニュース
エネコープは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「戦略的次世代バイオマスエネルギー利用技術開発事業(実用化技術開発)」の一環として、牛糞尿、食品生ごみにBDF残渣(グリセリン)を適量混合し、バイオガスを高効率かつ低コストに製造する技術を確立し、北海道七飯町に試験プラントを建設した。
同プラントは、従来に比べ20%増のバイオガス製造を可能とするだけでなく、純酸素を用いて生物脱硫を安定的に行うことにより、コスト増の一因となっていた脱硫剤の使用量を従来に比べ70%削減可能と見込んでいる。
今後は、完成したプラントで長期運転による季節変化の影響等を検証し、さらなる試験を実施する。事業期間は2012年度まで。処理能力は14.5トン/日(搾乳牛糞尿10.0トン、生ゴミ3.0トン、粗製グリセリン数%)。バイオガス生産規模は680m3/日。
出典:環境ビジネスオンライン