産廃無許可営業の疑い 愛媛県、鬼北町の業者告発
2012/11/10
ニュース
愛媛県南予地方局宇和島保健所は8日、県の許可を受けずに不法に産業廃棄物の収集・運搬をしていたとして、廃棄物処理法違反(産廃物処理の無許可営業)の疑いで、同県鬼北町の運送会社「日吉建材運輸」を愛媛県警宇和島署に刑事告発した。
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同保健所によると、同社は平成22年4月~24年9月の間、計57回にわたって、西予市内のコンクリート業者から出たコンクリート片など計約410トンを鬼北町の最終処分場に運搬し、業者から計約43万円の報酬を受け取っていたという。
同保健所は、今年9月、同社の社長交代時に、同社から産業廃棄物処理の法的手続きなどの相談を受けたことから、同社の過去の業務内容などについて立ち入り調査を実施。その結果、県の許可を得ずにコンクリート業者と委託契約を結び、産業廃棄物の収集・運搬を繰り返していたことが判明した。
県循環型社会推進課によると、同社は、12年2月に産業廃棄物の収集・運搬業について県の許可を取得していたが、22年2月で失効したという。
出展:産経新聞