不法投棄:家庭ごみ13袋 県教委、県立高教諭を減給2カ月 /青森
2012/11/05
ニュース
家庭ゴミ13袋(計約22キロ)を県道に不法投棄したとして、県教委は4日、弘前市など中南地域の県立高校の男性教諭(44)を10月30日付で減給2カ月の懲戒処分にしたと発表した。不法投棄による懲戒処分は初めて。教諭は「分別が面倒だった」と話しているという。
県教委によると、教諭は五所川原市など西北地域の県立高校に勤務していた3月上旬~下旬、つがる市内の自宅アパートの家庭ゴミ13袋を同市柏地区の県道37号脇に3回に分けて捨てた。直後にゴミの中から教諭宛てのダイレクトメールが見付かり発覚。つがる署に廃棄物処理法違反容疑で事情聴取され、9月10日に弘前簡裁から罰金20万円の略式命令を受けた。
教諭は97年にアパートに入居。03年からゴミをためており、今年3月には約50袋に達していた。教諭は「異動で引っ越す前に少しでも減らそうと思った。魔が差した」と話しているという。県教委は「勤務態度は真面目で協調性もあった。生徒指導に問題はないと思うが、社会人としてモラルに反する」と話している。
出典:毎日新聞