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府港湾事務所 薬剤の2500リットル産廃 無許可業者に委託

2012/11/02

ニュース

 京都府港湾事務所(舞鶴市)が昨年11月、重油の拡散を防ぐ薬剤を産業廃棄物として捨てる際、無許可業者に処分を委託していたことが1日までに分かった。業者はその後、許可を受けた滋賀県内の産廃業者に再委託し、処分自体は適正に行われたという。

■「法規定を知らず」
 府によると、重油を固形化する備蓄の薬剤約2500リットルが古くなり、購入先の舞鶴市内のガソリン販売会社に処分を委託し、21万円の処分料を支払った。
 廃棄物処理法では、産廃の処分時には都道府県知事の許可業者にしか委託できず、契約書の作成も義務づけられている。同社は許可を受けておらず、契約書もなかった。
 府の定期監査で5月に無許可業者への委託が発覚。府中丹東保健所は6月、同事務所に是正指導した。
 無許可委託や契約書未作成には罰則があり、環境省は「違法の可能性が高い」という。府港湾事務所の中山雄一次長は「担当職員が法の規定を知らなかった。再発防止に努めたい」としている。

出典:京都新聞

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