スチール缶リサイクル率 分別回収進み90%超
2012/10/27
ニュース
缶コーヒーやフルーツ缶詰など国内の一般家庭で使われるスチール缶について、鉄鋼・製缶メーカーなどでつくる「スチール缶リサイクル協会」は二十五日、二〇一一年度のリサイクル率が90・4%(一〇年度89・4%)となり、三年連続で過去最高を更新したと発表した。協会によると、リサイクル意識の高まりで自治体の分別回収が進んでいることや、新興国の経済成長を背景に鉄鋼需要が伸びる中、鉄鉱石輸入に頼らない原料として高い需要を維持しているためという。
国内の粗鋼生産量(年間約一億トン)の約1%が、回収したスチール缶を溶かして再利用した原料で占める。スチール缶の再生原料は鉄鉱石から鉄板を造る場合に比べ約三割のエネルギー消費ですむ。
出典:東京新聞