不法投棄監視、支援募る 鳴門市巡回連絡協
2012/10/23
環境省
鳴門市不法投棄監視パトロール隊連絡協議会(佐藤幸夫会長)が、草刈り機やトラックの燃料代など隊の活動を経済的に支援してくれる個人・法人の賛助会員を募集している。9月に、コンビニのローソン鳴門大麻板東店(大麻町板東)が第1号の賛助会員となり、佐藤会長らが店に賛助会員ステッカーを贈った。10月には個人2人も賛助会員となった。
パトロール隊は2005年4月の板東地区を皮切りに、黒崎、瀬戸、里浦など10地区で結成。各隊は年に数回の監視パトロールや一斉清掃を行っているほか、隊員が買い物や散歩などの際に不法投棄がないか見回っている。
ただ、これらの活動は、ほとんどが会員のボランティア。ごみを拾う前の草刈りに使う機材やごみを処分場まで運ぶトラックなど、燃料を含めて隊員各自が持ち寄っているのが現状だ。
このため協議会は1月から、活動を経済的に支援してくれる個人・法人の募集を検討。年会費1口千円の賛助会員として9月から募集を始めた。募集を知った同店店長(64)が3口の支援を申し出。同店前で佐藤会長と板東地区の藤田昭隊長が女性店員に賛助会員のステッカーを手渡した。
店長は「遍路道をはじめ、道路や田畑にごみを捨てる人は少なくない。少しでも隊の活動に協力したい」。佐藤会長は「非常にありがたい。隊の活動を活性化させるためにも有効に活用したい」と述べた。
賛助会員の問い合わせは市廃棄物対策課<電088(683)7573>。
出典:徳島新聞