有害汚泥は800トン以上 当初見込みの4倍超 君津山林不法投棄 千葉県議会
2012/10/13
ニュース
9月千葉県議会は11日、環境生活警察と総合企画水道の2常任委員会が開かれた。君津市川谷の山林に不法投棄された有機溶剤汚泥から環境基準を超える有害物質「ジクロロメタン」などが検出された問題で、汚泥量は当初見込みの4倍を超える800トンに上るとの見通しが明らかにされた。
【環境生活警察】不法投棄問題で、県は汚泥量が当初見込みの180トンを大幅に上回るとした。5日時点で掘削量は約700トンに上っており、最終的には800トンを超える見通し。現在進められている行政代執行による除去作業も9月中の終了予定が11月中旬まで延びるという。
作業にかかる費用も当初見込みの約1300万円から最大5千万円に膨張。県は、不法投棄した業者に費用を請求し、納付されない場合は財産差し押さえなどを行う。
県によると投棄した業者からの説明やボーリング調査によるガス検査などで汚染範囲を想定したが、掘削作業を進めた結果、ガスが検出されなかった場所でも土壌の汚染が確認された。
出典:千葉日報