産業廃棄物:中勢バイパス工事現場に埋設 土壌汚染調査へ--鈴鹿・稲生町 /三重
2012/09/27
ニュース
国土交通省三重河川国道事務所は24日、鈴鹿市稲生町の中勢バイパス道路建設工事現場の地中に産業廃棄物が埋設されているのが分かったと発表した。
同事務所によると、今月4日、現場の掘削をするため作業員が草刈りを行ったところ、コンクリート片や廃タイヤなどの産廃があるのを発見。同6~20日に試掘調査を行い、工事予定地の約8000平方メートルの範囲で、深さ1~5メートルにわたって産廃が埋められているのを確認したという。産廃が確認された場所は、95~97年に買収した民有地で、同事務所は21日、この場所を立ち入り禁止にした。
今後、埋められた産廃量などについての詳細調査と土壌汚染調査を実施し、県四日市農林商工環境事務所鈴鹿環境課と連携して処理方法を検討する。
同工事区間は14年度内に開通予定だが、調査などの間、工事は中断する。鈴鹿環境課は「投棄者が確認され、不法投棄と分かれば、撤去するよう指導する」としている。
出典:毎日新聞