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不法投棄の疑い、新庄署が女を書類送検 家庭ごみ、約40回捨てる

2012/09/21

ニュース

 新庄市内のショッピングセンター駐車場などでカップ麺の容器など、ごみの不法投棄が相次いだ事件で、犯行に関与した疑いがあるとして、新庄署が最上地方に住む40代の女を特定し、廃棄物処理法違反容疑で書類送検していたことが20日、捜査関係者への取材で分かった。調べに対し、女は「家で出たごみを捨てた」などと犯行を認めているという。

 県内では、企業や事業者が産業廃棄物を不法投棄したとして同法違反容疑で立件された事例はあるものの、市街地に家庭ごみを不法投棄したケースを摘発するのは異例。

 送検容疑は今年7月23日午後9時すぎごろ、同市五日町のイオンタウン新庄駐車場で、同25日午後6時ごろには近くのヨークタウンアクロスプラザ新庄の駐車場で、いずれもカップ麺の容器や空き缶など計約19キロを捨てた疑い。

 女は送検容疑以外にも、昨年12月から今年7月までの間、同市のJR新庄駅東口や郷野目ストア泉田店の駐車場などで計約40回、不法投棄したと供述しているという。

 ポリ袋に入れたごみを、段ボール箱などに詰めて捨てていた。カップ麺は残り汁を入れたまま捨てていたケースもあり、悪臭を放ち、カラスがついばんで飛散していることが近隣住民の間で問題となっていた。

 同署は駐車場の管理者からの被害届を受け、本格的に捜査に着手。カップ麺が同一銘柄であることや、総菜容器のシールなどから購入先を割り出し、周辺での聞き込みなどと合わせて女を特定し、事情を聴いていた。

出典:山形新聞

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