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地元区への回答協議中 ごみ焼却場問題で白浜町

2012/09/14

ニュース

 和歌山県白浜町議会9月定例会の一般質問が13日あり、ごみ焼却場をめぐる問題で地元区との話し合いの現状について井澗誠町長は「6月にあった地元区との初会合で、区から大きく三つの質問、要望を文書で受けた。まだその回答ができていない」と述べた。具体的な説明については「話し合いの途中なので控えさせてほしい」と理解を求めた。

 正木司良議員(無)が「定例会冒頭の所信表明で『施設改修などの協議に入るに当たり、さまざまな課題がある』と述べたが、課題とは何か」と質問したのに答えた。

 井澗町長は「交渉結果や経緯は早く町民にお知らせすべきだと考えているが、時期的なことも含めオープンにできるものとできないものが出てくる」とし、「具体的な回答を庁内で協議中。回答ができていない状況、話し合いの途中であるので、現時点での詳細な答弁は差し控えさせてほしい」と話した。

 正木議員はほかに「課題のスムーズな解決のため、行政の手法として作成された検討資料(想定問答集)が図らずも表面化した。町長は協議の場で想定された見解をそのまま述べたのか」と質問。さらに「想定問答集が表面化した以上、町長として町民に対する説明責任があるのでは」と述べ、考えを聞いた。

 井澗町長は「想定問答そのままには述べていない」とした上で、「今回の内部文書漏出は情報の取り扱いについて町民の不信を招き、行政に対する信用失墜につながるものと重く受け止めている」と述べ、あらためて陳謝した。

出典:紀伊民報

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