美作の山中 廃材数十トン不法投棄 美作署、容疑で現場検証 岡山
2012/09/13
ニュース
美作市南海の山中に大量の建築廃材が不法投棄されているとして、美作署は12日、廃棄物処理法違反容疑で、この山中を現場検証した。同署によると、投棄されたがれきは数十トン以上になるとみられる。同署は、同市内の解体業者が長期間、投棄を続けていたとみて調べている。
同署によると、先月上旬、以前現場近くに住んでいた男性から、「不法焼却と不法投棄がされている」と美作県民局に通報があった。このため、同県民局と同署が確認したところ、原野約500平方メートルにコンクリート片やブロック片、木くずなどの建築廃材が高さ約5メートルにわたって積み上げられていた。
午前8時ごろから行われた検証では、捜査員ら約15人が重機を使って廃材を掘り起こし、解体業者の関係者も立ち会わせて投棄されたがれきの量や種類を確認した。この日だけで約9トンに上ったという。同署は同容疑での立件を視野に関係者から事情を聴いている。
出典:産経新聞